ダイエットをランニングで成功させる最適な時間と距離は?
ランニングはダイエットの効果的な方法のひとつです。
本記事では、ダイエットに効果的なランニングの最適な時間と距離について詳しく解説します。
さあ、理想の体型を目指してランニングを始めましょう!
ダイエットのためのランニング距離と時間
ランニングに適した距離と時間には個人差がありますが、一般的なガイドラインを見ていきましょう。
30分~60分・距離は2~8kmが理想
ランニング時間が30分以上になると、体内の脂肪燃焼が活発化し、ダイエット効果が高まるとされています。
走る距離は2~8kmを目指しましょう。
一定時間動き続けることで脂肪燃焼に必要なエネルギー代謝が促され、体重減少に繋がります。
週に2回以上は走る
ランニングによるダイエット効果を得るために、週に2回以上のペースで走ることをおすすめします。
ランニングは単発ではなく、定期的に行うことが大切です。週に2回以上走ることで、脂肪を燃焼しやすい体質へと変化させることができます。
身体が慣れてきたら週3回や4回に増やすなど、徐々に回数を増やしていくのも良いでしょう。
ランニングはコンスタントに続けることで、その効果を高めることができるので、一定のリズムを作り上げることが大切です。
初心者は1kmから
ダイエットのためのランニングを始める際、初心者はまず1kmからスタートすると良いでしょう。
距離にこだわらず、まずは走り切ることにフォーカスし、体をランニングに慣らしていくことが大切です。
初心者がいきなり長距離を走ろうとすると体への負担が大きくなり、疲労やケガのリスクを高めることにもなりかねません。
ランニングの経験が少ない場合は、短い距離から徐々に伸ばしていくことで体力が向上し、走る楽しみを見出せるようになります。
ダイエットのためのランニングのコツ
ランニングの正しいテクニックや習慣を身につけることで、ダイエットの効果を高めることができます。いくつかご紹介していきます。
準備運動をする
ランニングを始める前には必ず準備運動を行うことが大切です。ウォーミングアップを怠ると怪我のリスクが高まりますし、筋肉を十分に温めることで運動効果が高まります。
ストレッチや軽いジョギングを行い、体を運動に適した状態にしておきましょう。
走ったデータを残す
ランニングを行った際のデータを残すことで、進捗を客観的に把握しやすくなります。
距離や時間、ペース、心拍数などを記録することにより、自分の運動パフォーマンスの向上を実感できるでしょう。
これらのデータはモチベーションの維持にも役立ちますし、トレーニングプランの修正にも活用できるため、ダイエットにおいて重要な情報源といえます。
無酸素運動(筋トレ)と組み合わせる
ランニングと並行して筋トレを行うことで、より効果的に体脂肪を減らすことができます。
筋肉量が増えれば基礎代謝が上昇し、脂肪の燃焼効率も良くなります。バランスの良いトレーニングメニューを心がけて行いましょう。
ファットバーンゾーン(最適な心拍数)を意識
ダイエットのためのランニング時には「ファットバーンゾーン」と呼ばれる最適な心拍数帯で運動を行うことがおすすめです。
この心拍数帯は、脂肪がエネルギーとして最も燃焼しやすくなっているとされています。
一般的に、最大心拍数の約60~70%がこのゾーンに当たりますが、年齢や性別、運動能力によって個人差があるので、自分にとっての最適な心拍数を把握することが重要です。
最大心拍数は、220から年齢を差し引くことで出せます。例えば、30歳では220マイナス30で190が1分間の最大心拍数(bpm)ということです。
正しいフォームで走る
ランニング時に正しいフォームで走ることは、カロリー消費を効率的にして、怪我の防止にもなるという二つのメリットがあります。
おすすめのフォームはナンバ走りです。
「ナンバ」は「右手と右脚、左手と左脚を同時に出す」ことで、 江戸時代の日本の飛脚の走り方といわれていて、これによって飛脚は1日に数十km、場合によって100km以上を走れたとされています。
水分補給をしっかり
ランニング中の水分補給はとても重要で、パフォーマンスの維持と体の冷却、脱水症状の防止になります。
走る前後だけでなく、長距離や長時間走る場合は走行中にも水を少しずつ飲むことを心がけることが大切です。ただし、飲み過ぎないようにしましょう。
ランニングシューズを正しく選ぶ
ランニングシューズは走る際のパフォーマンス向上と怪我のリスクを減らすために極めて重要なアイテムです。
自分の足型に合った、適切なサポートとクッション性を持ったシューズを選びましょう。また、ランニングシューズも消耗品なので、定期的に新しいものに交換することで快適なランニングを続けることができます。
セルフケアを行う
ランニング後のストレッチは筋肉の緊張を和らげ、疲労回復をサポートします。
また、しっかり休息を取ることも筋肉の修復や次のランニングに向けたエネルギー回復に欠かせません。自分の体を大切にすることを忘れず、セルフケアを心がけましょう。
無理しない
ダイエットは焦らずに行うことが大切です。自分の体調や体力に合わせて、無理のない範囲でランニングを行いましょう。
疲れや痛みを感じたら休息を取ることも重要です。自分のペースで、楽しみながら健康的にダイエットを続けましょう。
ランニングにおすすめの時間帯
ランニングは一体どの時間帯に走るのが最も効率的でしょうか?
朝、昼、夕方、夜のそれぞれの時間帯についてそのメリットを説明していきますので、自分に適したランニングの時間を見つけていただければと思います。
朝
朝は、一日の始まりであり、新鮮な空気の中でランニングを行うことで頭がスッキリし、エネルギッシュな一日を迎えることができます。
また、朝の涼しい環境は、夏場でも比較的走りやすいでしょう。ただし、睡眠をしっかりとって体を休めた上で朝のランニングに臨むことが重要です。
起床後は体がまだ硬いため、ストレッチやウォームアップをしっかり行ってから走り始めると良いでしょう。
昼
ランチタイムを利用してランニングをする人も多いですが、昼のランニングは気温が高い時間帯で行うため、水分補給や暑さ対策が重要になります。
オフィスワークなどで午前中は座りっぱなしだった、という時など、昼のランニングがリフレッシュになります。
ただ、食後すぐのランニングは消化器に負担がかかるため、ランチから時間をおいてからスタートすることをおすすめします。また、日差しが強い時には、日焼け対策も必要です。
夕方
一日の仕事が終わった後の夕方のランニングは、ストレス解消やリラックスにもなります。
これによって不眠を解消したり、睡眠の質が高めることができます。また、日中よりも気温が下がり涼しく、安定した走りを楽しむことができるでしょう。
ただし、夕方は交通量が増える時間帯でもあるため、安全に配慮しながらランニングを行うことが必要です。
夜
夜のランニングは、一日の終わりに静かな時間を利用して行うことができます。
しかし、夜間のランニングは安全を考慮して、なるべく人通りが多い明るい場所を選び、反射材などを身につけるなどして注意をする必要があります。
ランニングする季節ごとのポイント
ランニングは季節によって向き不向きがあると言われていますが、どうなのでしょうか。季節ごとに詳しく見ていきましょう。
春
春は新しい始まりの季節と言われ、温暖な気候は外での運動に最適です。しかし、花粉が飛散する時期でもありますので、花粉症の方は注意が必要です。
また、冬から春への移り変わりは気温差が激しいため、ランニング中の体温調節が難しいです。春のランニングでは、軽くて調節しやすいレイヤードスタイル(重ね着)を心掛けると良いでしょう。
ランニング後の汗冷えに注意し、すぐ自宅へ戻らない場合は着替えを用意しておくと良いです。
また、春らしい自然の中でのランニングは心を豊かにする効果もあるため、心地の良いルートを選んで、日々のストレス解消にも役立ててはいかがでしょうか。
夏
夏のランニングは、高温多湿の中での運動になります。熱中症のリスクを下げるために、暑い日中のランニングをさけ、早朝や夕方以降の涼しい時間帯を選びましょう。
また、水分補給は夏のランニングに欠かせないポイントです。こまめに水分をとり、塩分も同時に補給することで、熱射病や脱水症状を予防します。
通気性と吸湿性に優れた服装を心掛け、体温調節にも気を配りましょう。強い日差しの下では、日焼けを防ぐための帽子やサングラスも忘れないようにしましょう。
秋
涼しい風が爽やかな秋は、ランニングをするのに最も適した季節です。夏の暑さが和らいで、体が運動しやすい環境になるため、ダイエット効果を狙いつつも運動を存分に楽しむことができるでしょう。
ただし、秋は気温や天候の変わりやすい季節ですので、必ず最新の気象情報をチェックし、急な雨や寒暖差による体調管理に注意することが大切です。
寒暖差対策として、簡単に脱げる重ね着をしておくと良いでしょう。秋の夜長を活用して、夜ランニングをするのも新鮮な気持ちで取り組めるかもしれません。
冬
冬のランニングは寒さへの対策が重要です。低温環境下では筋肉が硬くなりやすく、けがや体調不良を招きやすいため、十分なウォームアップを行うことが欠かせません。
防寒着は体の熱を保持しつつ、発汗した汗を外に逃がす機能のあるウェアを選ぶと良いでしょう。また、滑りにくいシューズを選び、凍結や雪道に注意しつつ安全にランニングを楽しみましょう。
ランニングの計測はどうやってやるの?
ダイエットを目的としている場合、どれだけ距離を走ったのか、速度はどうだったのか、消費カロリーはどれくらいであったのかなどを知ることが大切です。
ここでは、ランニングのデータを計測する方法について、いくつかご紹介します。
ジムのランニングマシンを利用する
ジムに設置されているランニングマシンを利用することで、自分の運動量を正確に把握することができます。
ランニングマシンにはさまざまな機能が搭載されており、走った距離、速度、時間はもちろん、心拍数や消費カロリーといったデータをリアルタイムで計測することができます。
運動前に身長、体重といった基本情報を入力することで、より正確なデータを取得することができます。
スマホのアプリを使う
最近では、スマートフォン用のランニングアプリが登場していて、外でのランニングデータを簡単に記録できるようになっています。
GPS機能を利用して走った経路や距離を測定したり、速度や平均ペース、消費カロリーを計算したりできるものもあります。
また、ランニングをより楽しむための機能も充実していて、友人と成績を競ったり、達成バッジを獲得したりできるものは、モチベーション維持に役立たせることができます。
音楽プレイリストと連動して、ランニングリズムに合わせた曲を流してくれるものもあります。
ランニングウォッチで測る
ランニング中の計測に特化したウォッチ、いわゆるランニングウォッチを計測ツールとして使うと、とても便利です。
ランニングウォッチにはGPS機能が搭載されているものが多く、正確な距離と速度の計測ができるほか、心拍数センサーが付いているモデルもあります。
また、ランニング後に、専用アプリやウェブサービスにデータを同期させて、運動の記録を振り返ることができるものもあります。
プロのアスリートからランニング初心者まで、幅広いユーザーに対応したモデルが多数販売されているので、自分の目的や予算に合わせて選ぶことができます。
まとめ
この記事では、ダイエットのためのランニングの理想的な時間帯や距離を始め、ランニングの際に留意すべきコツや季節ごとのポイント、さらにランニングの計測方法といった幅広い情報をご説明しました。
ダイエットに最適なランニングの距離や時間は、週に2回以上、一回あたり30分から60分、距離にして2〜8kmを目安にすることが理想的とされています。
無理のないペースで始め、体力に合わせて徐々に負荷を高めていくアプローチが推奨されます。コツとしては、準備運動を欠かさず、無理のない範囲で無酸素運動を組み合わせたり、心拍数を管理してファットバーンゾーンで走ったりすることが大切です。
また、正しいランニングフォームの習得や適切な水分補給、ランニングシューズの選び方、自己ケアの徹底も重要なポイントです。
時間帯によっては、体のコンディションも異なりますし、季節の変化に応じたランニングの工夫も必要になります。春や秋は走りやすい反面、夏は熱中症対策が、冬は防寒対策が特に求められます。
計測に関しては、ジムのマシンを利用したり、スマートフォンのアプリ、ランニングウォッチを使用することが効果的です。
この記事を参考に、自分に合ったランニングプランを立て、理想のダイエットを目指して戴ければと思います。
- この記事の監修者
-
BASISブログ編集部
BASISブログ編集部です!パーソナルトレーニングやダイエットに関する最新トレンドやエリア別のおすすめ店舗、プロテインを独自にリサーチし、ブログを通じて皆さんにお届けします。
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