ダイエット中に空腹が耐えられない!つらい時のおやつと対策
ダイエット中の空腹感に悩んでいませんか?多くの人が経験するこの問題は、ダイエットを続ける上での大きな壁となることがあります。
正しい対策を知ることで、この空腹感を乗り越えることができます。本記事では、ダイエット中に空腹が耐えられない時の具体的な解決法について詳しくご紹介します。
適切な食事法や簡単に日常に取り入れられる工夫を通じて、無理なくダイエットを続けていきましょう。
ダイエット中の空腹感を和らげるコツや対策
ダイエット中はどうしても空腹感がつきまといますが、効果的な対策で乗り越えていきましょう。ここでは、空腹感を和らげるコツや対策を紹介しています。ちょっとしたことで、その空腹感は和らぐかもしれません。
食事量を見直す
ダイエット中に極端に少ない食事量になってしまうと、空腹になってしまいます。多すぎず少なすぎない適切な量を保つことが重要です。適切な食事量とは、個々の基礎代謝や活動量に応じて決まります。
基礎代謝(BMR)は、安静時における最低限のエネルギー消費量を指します。以下の方程式で基礎代謝を算出します。
ハリス・ベネディクト方程式
- 男性: 13.397×体重kg+4.799×身長cm−5.677×年齢+88.362
- 女性: 9.247×体重kg+3.098×身長cm−4.33×年齢+447.593
過度な食事制限は確かに体重を減らす効果がありますが、リバウンドのリスクが高まります。そのため、栄養素をバランスよく摂取することが必要です。
白湯を飲んでみる
白湯は胃腸を温め血流が増えることで、消化を助ける効果があります。温かい飲み物が胃に入ることで満腹感を得やすくなるため、空腹感を軽減するのにも一役買ってくれます。
朝一番に白湯を飲むことで、一日のスタートをスムーズに切ることができます。さらに、白湯を飲むことにはデトックス効果、冷えの改善というメリットもあります。
ガムを噛んでみる
ガムは噛むことで、咀嚼による満腹感を生じさせる効果があります。「噛むという動作は、脳に満腹信号を送る役割を果たします。さらに、ストレス解消効果も期待できるので、一石二鳥です。
炭酸水や水を多めに摂る
炭酸水や水分は胃袋を満たしてくれるので、お腹が空くのを防ぐ効果があります。ただし、添加物が含まれいたり、糖分を含む炭酸水は避けましょう。
水分を多めに摂ることは新陳代謝を促進し、ダイエット効果を高めてくれます。また、水分補給は肌の調子を整えたり、便秘解消にもつながります。
ただし、一度に大量の水を飲むのではなく、こまめに摂取することがおすすめです。日中に意識して水を飲むことで、体内の水分バランスを保つことができます。水分補給を習慣化することで、空腹感を上手にコントロールできるようになりますよ。
ダイエット中の満腹感を高める食事法や生活習慣とは?
ダイエットの最大の敵は空腹感といっても過言ではありません。そのため、満腹感を保ちながら、ダイエットをすすめて行くことがとても重要になってきます。
少しでも「空腹感を減らしたい」、「満腹感を維持したい」という方は、以下のポイントをチェックしてみてください。
ダイエット中に必須の「タンパク質」を積極的に摂る
タンパク質は、ダイエット中に欠かせない栄養素のひとつです。満腹感を持続させてくれる効果が高いので、積極的に摂りたい栄養素ですが、それ以外にもダイエット中の身体に嬉しい効果があります。
効果1:満腹感を持続させる
タンパク質は満腹感を長持ちさせる効果があります。例えば、肉や魚、卵、豆腐などのタンパク質を含む食べ物を食べると、胃の中でゆっくり消化されるため、満腹感が長く続きます。そのため、食事と食事の間にお腹が空きにくくなります。
効果2:消化に時間がかかる
タンパク質は炭水化物や脂質に比べて消化に時間がかかります。消化に時間がかかると、その分エネルギーを使うため、食後のエネルギー消費も増えます。また、ゆっくり消化されることで、長時間にわたってエネルギーが供給されるため、空腹感を感じにくくなります。
効果3:筋肉を保護し、維持する
ダイエット中には筋肉量を減らさないことが重要です。筋肉が減ると基礎代謝が下がり、リバウンドしやすくなります。タンパク質は筋肉を作り、修復するために必要な栄養素です。十分なタンパク質を摂ることで、筋肉を保護し、ダイエット中でも筋肉量を維持することができます。
効果4:体の修復と成長をサポートする
タンパク質は体の修復や成長に欠かせない栄養素です。例えば、運動や日常生活で生じる微細な損傷を修復するために必要です。ダイエット中でも体がしっかりと機能し、健康を維持するためには、適切な量のタンパク質を摂取することが重要です。
以下は、タンパク質が豊富な食品のリストです:
- 鶏胸肉 – 脂肪が少なくタンパク質が豊富。
- サーモン – オメガ3脂肪酸も豊富。
- 黒豆 – 植物性タンパク質が豊富で、繊維質も多い。
- 卵 – 完全なタンパク質源であり、すべての必須アミノ酸を含む。
- トーフ(豆腐) – 豆類から作られる植物性タンパク質。
- ギリシャヨーグルト – 普通のヨーグルトに比べてタンパク質が2倍。
- チーズ – 特にパルメザンチーズやコッタージチーズ。
- 牛肉 – 特に赤身部分はタンパク質が多い。
- ツナ缶 – 手軽に利用できる良質なタンパク質源。
- レンズ豆 – 植物性タンパク質が豊富で、繊維質も多く含む。
- アーモンド – 植物性タンパク質と健康的な脂肪を提供。
- ホエイプロテイン – 筋肉成長を促進するタンパク質サプリメント。
タンパク質は、満腹感を持続させるために重要な栄養素ですが、それ以外にもダイエット中の体の強い味方になってくれます。積極的に摂っていきたいですね。
「食物繊維」を豊富に含む食品を摂る
タンパク質と一緒に、もうひとつ積極的に摂ってほしいのが、食物繊維です。
実は食物繊維にも「満腹感を長く保つ働き」があります。それだけではなく、他にも嬉しいダイエット効果があります。
効果1:満腹感を持続させる
食物繊維は胃の中で水を吸って膨らむ性質があります。これにより、食べた後にお腹がいっぱいになる感覚が長続きします。例えば、野菜や果物、全粒穀物などに多く含まれる食物繊維を食べると、少量でも満腹感が得られます。
効果2:消化に時間がかかる
食物繊維は体内でゆっくり消化されます。これは、食べたものが胃や腸の中をゆっくり進むため、食後の満腹感が長く続くことを意味します。例えば、朝食にオートミールを食べると、昼食までお腹が空きにくくなります。
効果3:血糖値の安定
食物繊維は、食後の血糖値の急上昇を防ぐ役割もあります。血糖値が急に上がると、その後急に下がってしまい、すぐにお腹が空いてしまうことがあります。しかし、食物繊維を含む食事を摂ることで、血糖値がゆっくり上昇し、その後も安定しやすくなります。
効果4:腸内環境を整える
食物繊維は腸内の善玉菌のエサになります。これにより、腸内環境が整い、便通が良くなります。便秘が解消されると、体調が良くなり、ダイエットの効果も高まります。
以下は、食物繊維が豊富な食品のリストです:
- レンズ豆 – 豊富な食物繊維を含み、腸の健康を支える。
- 黒豆 – 高繊維で栄養価も高い。
- アボカド – 果物の中でも特に食物繊維が豊富。
- アーティチョーク – 食物繊維の含有量が非常に高い。
- 全粒粉製品 – 精製されていない穀物は繊維が多く残っている。
- ラズベリー – ベリー類の中でも特に食物繊維が豊富。
- 緑豆 – アジア料理によく使われ、食物繊維が豊富。
- オート麦 – 朝食のシリアルとして人気で、良質な繊維を提供。
- えんどう豆 – グリーンピースも含め、繊維が豊富。
- カリフラワー – 低カロリーで食物繊維が豊富な野菜。
- スイートポテト – 皮ごと食べると繊維質が豊富。
- ブロッコリー – 緑黄色野菜の中でも繊維が豊富。
- ナッツ類 – 特にアーモンドやピスタチオが繊維を多く含む。
- チアシード – 小さな種にもかかわらず、非常に高い繊維含有量。
- 全粒小麦パン – 精製されていないため、食物繊維が保たれている。
ぜひタンパク質といっしょに、食物繊維を多く含む食品も積極的に取り入れてみてくださいね。
低カロリーで満腹感を得やすい食品まとめ
低カロリーで満腹感を得られる食品を知っておくと、ダイエット中の食事を作るときにも便利です。
これからご紹介する食品は、どれも低カロリーなのに満腹感を得やすいものばかりです。
「野菜」、「果物」、「豆類」、「穀物」、に分けてまとめましたので、ぜひ参考にしてみて下さい。
野菜類
- ブロッコリー:食物繊維が豊富で満腹感を得やすい
- キャベツ:カロリーが低く、食物繊維が豊富
- カリフラワー:栄養価が高く、低カロリー
- ほうれん草:ビタミンやミネラルが豊富で、カロリーが低い
- キュウリ:水分が多く、カロリーが非常に低い
果物類
- りんご:食物繊維が多く、満腹感を得やすい
- ベリー類(ブルーベリー、ラズベリー、ストロベリーなど):抗酸化物質が豊富で、カロリーが低い
- グレープフルーツ:食物繊維が多く、満腹感を持続させる効果がある
豆類
- レンズ豆:タンパク質と食物繊維が豊富で、満腹感を得やすい
- ひよこ豆:栄養価が高く、食物繊維が多い
全粒穀物
- オートミール:食物繊維が豊富で、ゆっくり消化されるため満腹感が持続する
- 玄米:白米よりも食物繊維が多く、満腹感を得やすい
野菜や果物から、肉類まで、ダイエットに適した食材は意外に多いものです。
こういった食品をスープなどの水分の多い料理に調理していけば、さらに満腹感は得やすくなってきます。
低カロリーで満腹感を得やすい食材をうまく活用してダイエットを優位にすすめていきましょう。
毎回の食事の時間を決めておく
毎日の食事の時間を決めておくことは、ダイエットにおいて重要です。
規則的な食事は、体内時計を安定させ、過食を防ぐ効果があります。朝昼晩の決まった時間に食事を摂ることで、体もリズムに慣れ、無駄な空腹感が減少していきます。
さらに、間食のタイミングも決めておくと良いでしょう。例えば、午後3時のおやつタイムを設けることで、その後の夕食までの空腹感を抑えることができます。
ルールを守り続けることが、長期的なダイエット成功の鍵です。
食事の順序に注意する
食事の順番を工夫することで、ダイエット効果を高めることができます。
まず、野菜を最初に食べることを心がけましょう。これにより、食物繊維が先に摂取され、消化をゆっくり進めることができます。
次に、タンパク質を含むおかずを摂り、最後に炭水化物を摂ります。この順番を守ることで、満腹感が持続しやすくなります。
分食をしてみる
ダイエット中は、満腹になるまで食べないようにしましょう。
満腹感を得るまで食べ続けると、カロリーの過剰摂取になる可能性があります。「満腹感が得られるまでやめられない」という人は、分食にしてみても良いかもしれません。
分食とは:1日の食事を3回のメインの食事(朝食、昼食、夕食)だけでなく、さらに小分けにして、数回に分けて食べる方法
一度の食事量を少なめにし、数回に分けて食べることで、満腹感が得やすくなります。
咀嚼の回数を増やす、早食いをやめる
満腹感を高めるためには、咀嚼の回数を増やすことも有効です。食べ物を細かく噛むことで、消化がスムーズになり、満腹感が早く訪れるからです。
例えば、食事の際に一口ごとに30回以上噛むことを心がけると良いでしょう。食事のリズムも落ち着き、食べ過ぎを防ぐことができます。また、ゆっくり食べることで、血糖値の急上昇を防ぐ効果もあります。
睡眠不足に気をつける
一見、「睡眠とダイエット」に関係はなさそうですが、実は睡眠不足はダイエットの大敵なんです。
十分な睡眠が取れないと、食欲を抑えるホルモンであるレプチンの分泌が減少し、逆に食欲を増進させるグレリンの分泌が増えるからです。
可能であれば、一日7時間以上の睡眠を心がけ、規則正しい生活リズムを保つようにしましょう。。
ストレスを貯めないように気をつける
ストレスもダイエットに関係があります。ストレスが溜まると、ついつい暴飲暴食に走ってしまいそうになりませんか?そうなる前に、趣味や運動などでストレスを解消する方法を見つけましょう。
例えば、リラックスできる趣味、適度な運動、友人との交流など、ストレスを貯めないように過ごすことが重要になってきます。
食事法以外で空腹感を軽減するには?
食事法以外にも空腹感を軽減する手段はあります。
日常生活を送るうえで簡単に実践できる方法を紹介していますので、ぜひ読みすすめてみてください。
それぞれにどんな効果があるのか、詳しくみていきましょう。
ヨガや瞑想などのストレスを軽減する運動を取り入れる
ヨガや瞑想は、ストレスを軽減するうえで非常に効果的です。まず、短時間でもヨガを行うことで、体と心の緊張がほぐれ、食欲を抑えることができます。
そして、瞑想を取り入れることで、心の平穏を保つことができ、ストレスから来る無駄な食欲を減少させることが可能です。これらの運動を日常的に取り入れることで、持続的に効果を感じることができるでしょう。
ヨガや瞑想には特別な道具を必要としません。自宅で簡単に始めることができるため、忙しい日常の中でも実践しやすいのが嬉しいポイントです。ヨガや瞑想には体調全体の改善効果も期待できます。
食欲減退のツボを押してみる
食欲減退には、特定のツボを押すことが効果的とされています。例えば、手の親指と人差し指の間にある「合谷」や、耳の「飢点」などが知られています。
これらのツボを軽く押すことで、空腹感を和らげることができるのです。ツボ押しは簡単にできるため、空腹感が強くなったときに試してみてはいかがでしょうか。
ツボ押しは、医療の一環としても利用されることがあるため、確かな効果が期待できます。ただし、強く押しすぎると逆効果になるため、優しい力で行うことが大切です。
また、ツボ押しをする際には、リラックスした状態で行うとさらに効果が高まります。そのため、呼吸を整えながらゆっくりと行うことをおすすめします。
早めの就寝を試みる
早めの就寝は、空腹感を感じる時間を減らすうえで効果的です。夜更かしをすると、ついついお腹が空いて夜食を食べたくなることがあります。しかし、早めに寝ることでその誘惑を避けることができるでしょう。
また十分な睡眠を取ることで、翌日の体調も良くなり、食欲のコントロールがしやすくなるという効果もあります。
リラックスできる環境を整えるて、心地よい睡眠を心がけてみてください。
歯磨きをしてみる
歯を磨くことで、口の中がさっぱりとし、食事をしたいという欲求が減ることがあります。また、ミント系の歯磨き粉を使用すると、口の中が爽やかになるため、歯磨き後に食べ物を口に運ぶのが億劫になることがあります。
特に夕食後、食事が終わったら早々に歯を磨くことで、その後「何かを食べたい」という欲求を防ぐ効果も期待できます。
全身鏡でスタイルをチェックしてみる
全身鏡で自分のスタイルをチェックして、自分の体を注意深く観察することで、食事に対する意識が変わることがあります。特にダイエット中の方には、現在の進捗を確認することで、無駄な食事を避ける意識が働くでしょう。
全身鏡を見ることが習慣になると、日常的に自分の体型を意識するようになります。その結果、無駄な食べ物を控えようという気持ちが自然と湧いてくるでしょう。また、鏡を見ることで、体調管理のモチベーションも高まります。
空腹を我慢するのは危険?知っておきたい体への悪影響
空腹感を感じた時に、それを我慢するのは健康上良くないこともあります。どんなリスクや悪影響があるのか、詳しくみていきましょう。
空腹を我慢すると反動で食べ過ぎてしまう可能性がある
空腹感を長時間我慢すると、その反動でついつい食べ過ぎてしまう、ということはありませんか。
空腹を我慢することで、それがストレスとなり暴飲暴食に走る、となっては本末転倒です。適度な時間に適切な食事量を摂ることが重要であり、常に体と心のサインに耳を傾けることが大切です。
無理に空腹を我慢せず、食事法やヘルシーな間食を上手に取り入れてみてください。
低血糖状態になるリスクがある
空腹状態が続くとふらつきや脳貧血で倒れてしまうことがあります。
これは食事を抜くことで血糖値が下がり過ぎて、低血糖になっていると考えられます。低血糖症状は子どもに多いのですが、大人でもふらつきや重症化で意識けいれんを起こすことがあります。
空腹を我慢しすぎると、ダイエットどころか体調不良の原因になってしまいます。
空腹を我慢したあとの食事は血糖値の急上昇を引き起こすリスクがある
空腹感を我慢し続けると、次の食事で血糖値が急激に上昇します。
すると、体はたくさんのインスリンを出すので、その結果、糖分を脂肪として体にため込みやすくなります。このようなことが続くと、体重が増えるだけでなく、糖尿病になるリスクも高まります。
バランスの取れた食事と規則正しい食生活をすることで、血糖値の急上昇を防ぎ、健康を保つことができるのです。
便通が悪くなる
空腹感を我慢すると、消化器系の働きが不安定になることがあります。
特に腸の動きが鈍くなり、便秘になることもあります。便秘が続くと、体内に老廃物が溜まりやすくなるので、健康に悪影響を与える可能性があります。食事を規則正しく摂ることで、腸の動きを活性化させ、便通をスムーズに保ちましょう。
筋肉量の減少につながる
空腹感を我慢しすぎると、身体はエネルギー源を補うために筋肉を分解することがあります。これにより、筋肉量が減少し、体力や基礎代謝が低下してしまいます。さらに、筋肉の減少は体の弱体化につながり、日常生活に支障をきたす可能性もあります。
筋肉を維持して減らさないためにも、空腹を我慢しすぎないよう注意しましょう。
ダイエット中に空腹感を感じときにやってはいけないこと4つ
ダイエット中に空腹感を感じることはよくありますが、その時の対処法を間違えてしまうと、ダイエットに悪影響をもたらすことがあります。
ここでは、空腹感を感じたときに気をつけてほしい4つのポイントをご紹介します。
1.高刺激の食べ物は避ける
ダイエット中には、辛いものや酸っぱいものなど高刺激の食べ物を避けることが大切です。
刺激の強い食べ物は胃に作用し、空腹感を増幅させることがあります。つまり、空腹感を抑えるどころか逆効果になるのです。
また、辛い食べ物は消化を遅らせることがあるため、食べる量が増えてしまうことが考えられます。
ダイエット中はできるだけ、高刺激の食べ物は避けるように心がけましょう。
2.間食を多く摂らない
空腹感を我慢することは体に良くないということをお話しましたが、間食を頻繁に摂ることもおすすめできません。
間食を多く摂りすぎると、体重管理に悪影響を与える可能性があるからです。特に高カロリーなスナックや菓子類は、ダイエットを妨げる要因となるため避けるべきです。
間食を摂る場合は、低カロリーで栄養価の高いものを、時間を決めて食べるようにしましょう。
3.「なんとなく食べ」をしない
なんとなく、ついつい食べ物に手が出てしまう、ということはありませんか?
お腹が空いているような気がして、ついつい食べてしまう、といったことを繰り返していると、体重増加につながる可能性もあります。本当に空腹感があるのかどうかを見極めるために、食べる前に一度自分に問いかけてみましょう。
例えば、食事の記録をつけることにより、自分の空腹感のパターンを理解することができます。
4.ダイエット中に食べても「良いもの」と「悪いもの」を知っておく
ダイエットにはどのような食べ物が適しているか、またどのような食べ物を避けるべきかを把握することは非常に大切です。
ここでは、ダイエット中に避けたほうが良い食べ物をご紹介します。
1. 高カロリーで低栄養価の食品
- ファストフード(ハンバーガー、フライドポテトなど)
- 理由: 高カロリーで脂肪や塩分が多く、栄養価が低い。体重増加を招きやすい。
2. 高糖質の食品
- ソーダや甘い飲み物
- 理由: 砂糖が多く含まれ、血糖値を急上昇させる。空腹感を早く感じさせ、カロリー摂取が増える。
- キャンディやチョコレートバー
- 理由: 高糖質でカロリーが高く、満腹感が得られにくい。過剰な摂取は体重増加を引き起こす。
3. 高脂肪の食品
- スナック菓子(ポテトチップス、ドリトスなど)
- 理由: 高脂肪で高カロリー。少量でも多くのカロリーを摂取してしまう。
- アイスクリーム
- 理由: 高脂肪と高糖質を含み、カロリーが高い。体重増加のリスクが高い。
4. 加工食品
- インスタントラーメン
- 理由: 高塩分と添加物が多く、栄養バランスが悪い。過剰な塩分摂取は健康に悪影響を及ぼす。
- 加工肉製品(ソーセージ、ベーコンなど)
- 理由: 高脂肪と塩分を含み、カロリーが高い。心血管疾患のリスクを高める。
5. 白い炭水化物
- 白パンや白米
- 理由: 精製された炭水化物は、食物繊維が少なく、血糖値を急上昇させやすい。満腹感が続かない。
- ペストリーやドーナツ
- 理由: 高糖質・高脂肪でカロリーが高い。食べ過ぎると体重増加の原因になる。
6. アルコール
- ビール、ワイン、カクテル
- 理由: カロリーが高く、食欲を増進させることがある。また、代謝がアルコール分解に集中し、脂肪の燃焼が抑えられる。
7. 高塩分の食品
- ピクルスや塩辛い漬物
- 理由: 高塩分は体内の水分バランスを崩し、むくみや高血圧の原因になる。
8. 高カロリーの調味料
- マヨネーズ、クリーミーなドレッシング
- 理由: 高脂肪・高カロリーで、少量でも多くのカロリーを摂取してしまう。
ダイエット中にはこういった食べ物をなるべく避け、ヘルシーな食生活を送るようにしましょう。
おすすめの食べ物(おやつ)や食事法
空腹時に何を食べるか迷ったことはありませんか。
間食は、適切に選べばダイエットの強い味方になってくれます。ここでは、空腹時におすすめの食べ物や食事法について紹介します。
空腹を感じたときには、これらのヒントを参考にして、健康的な間食を楽しんでみてはいかがでしょうか。
効果的な間食のタイミングとは?
間食のタイミングはとても大切です。
効果的な間食のタイミングとは、ずばり「食事と食事の間に適度な間隔をあける」ことです。例えば、朝食と昼食の間や、昼食と夕食の間に間食を取ると良いでしょう。
食事と食事の間の時間が長くなると、次の食事で食べすぎてしまう原因にもなってしまいます。空腹を感じる前に、軽く何かを食べておくことで、食べ過ぎを予防しましょう。
ヘルシー(低カロリー、低GI食品)な食品を選んで食べる
間食には低カロリー、低GIのヘルシーな食品を選ぶのがおすすめです。
低GI食品は血糖値の急激な上昇を抑えるため、食後のエネルギーを安定させる効果があります。例えば、オートミールやナッツ、ヨーグルトなどがおすすめです。
また、野菜スティックや果物などもおすすめです。野菜スティックはビタミンやミネラルが豊富で、少量でも満足感があります。果物も自然な甘みで満足感を得られるだけでなく、繊維質が豊富なため、消化にも良いです。
ゆで卵を食べる
ヘルシーで満腹感が得られる間食としておすすめなのが、ゆで卵です。
ゆで卵は高タンパクで低カロリーなため、ダイエット中の強い味方です。プロテインが多いので、筋肉の維持にも役立ちます。また、卵はビタミンとミネラルも豊富です。不足しがちな栄養素を補えるため、日常の健康維持にも役立ちます。
簡単に作れて保存もきくため、忙しいときでも手軽に間食として利用できます。調味料を使用するときは、そのカロリーや糖質にも気をつけてみてくださいね。
抗酸化作用の高い食品を食べる
抗酸化作用のある食べ物を取り入れることで、体内の酸化ストレスを抑え、健康を維持できます。また、抗酸化力で基礎代謝量アップを効率化することもできます。
ここでは抗酸化力の高い食品をいくつかご紹介しています。
食品 | カロリー | GI値 | 特徴 |
ブルーベリー | 約57 kcal(100gあたり) | GI値: 53 | ビタミンCやアントシアニンが豊富で、強力な抗酸化作用を持つ |
ストロベリー | 約32 kcal(100gあたり) | GI値: 41 | ビタミンC、マンガン、ポリフェノールが豊富で、抗酸化効果が高い |
ホウレンソウ | 約23 kcal(100gあたり) | GI値: 15 | ビタミンA、C、K、鉄分、ルテイン、ゼアキサンチンが豊富で、抗酸化作用が高い |
トマト | 約18 kcal(100gあたり) | GI値: 約30 | リコピン、ビタミンC、β-カロテン、食物繊維が豊富で、強力な抗酸化作用を持つ |
アーモンド | 約576 kcal(100gあたり) | GI値: 約30 | ビタミンE、マグネシウム、健康的な脂肪、抗酸化物質が豊富。ただし、カロリーが高いので少量で摂取 |
チアシード | 約486 kcal(100gあたり) | GI値: 低い | オメガ3脂肪酸、食物繊維、抗酸化物質が豊富で、血糖値の安定化に寄与 |
レンズ豆 | 約116 kcal(100gあたり) | GI値: 32 | 鉄分、葉酸、ポリフェノールが豊富で、抗酸化作用が高い |
キウイ | 約61 kcal(100gあたり) | GI値: 50 | ビタミンC、E、カロテノイド、ポリフェノールが豊富で、抗酸化効果が高い |
グレープフルーツ | 約42 kcal(100gあたり) | GI値: 25 | ビタミンC、リコピン、フラボノイドが豊富で、抗酸化作用が強い |
こういった抗酸化力の高い食品を、うまく間食に利用することをおすすめします。
ダイエット中の食欲管理におすすめのサプリメント
ダイエット中の食欲管理に、サプリメントを利用するのも良い方法です。
ダイエットに有効なサプリメントはたくさんありますが、自分の目的や体調に合ったものを選ぶことが重要です。
ここでは食欲管理に適したサプリメントやその選び方、注意点などを紹介しています。
サプリメントの選び方と注意点
まず、サプリメントを選ぶ際には、自分の目標や体調に合ったものを選ぶ必要があります。
成分表示を確認し、添加物や着色料が多いものは避け、天然由来の成分が多い商品を選ぶと良いでしょう。
次に、サプリメントの摂取量や接種するタイミングにも気をつけてください。過剰摂取や摂取するタイミングを間違えると、逆効果になりかねません。正しい摂取量を守って、効果的に利用していきましょう。
食欲抑制効果のある成分
食欲抑制に効果的な成分としては、ガルシニアカンボジアが有名ですが、この他にも、いくつか食欲抑制に効果があると言われている成分をご紹介します。
- グルコマンナン:
- 蒟蒻(こんにゃく)から取れる水溶性食物繊維で、満腹感を増す効果があります。
- 5-HTP(5-ヒドロキシトリプトファン):
- セロトニンの前駆体であり、セロトニンレベルを上げることで食欲を抑える効果があります。
- 緑茶エキス:
- カテキンとカフェインの組み合わせが、食欲抑制や脂肪燃焼を助ける効果があります。
- カフェイン:
- 中枢神経を刺激し、短期間の食欲抑制効果があるとされています。
- クレアチン:
- クレアチンは筋肉のエネルギー源として使われ、間接的に食欲を抑える効果があるとされます。
- クロミウムピコリネート:
- クロムは血糖値を安定させる作用があり、食欲の抑制に寄与することがあります。
- ホワイトキドニービーンエキス:
- 炭水化物の消化を遅らせ、血糖値の上昇を緩やかにすることで食欲を抑える効果があります。
- フォルスコリン:
- インディアンコールの根から抽出され、脂肪分解を促進し食欲を抑える効果があるとされています。
- スピルリナ:
- 栄養価が高く、満腹感を与えることで食欲を抑える効果があります
これらのサプリメントは適切な用量を守り、バランスの取れた食事や適度な運動と組み合わせることが重要です。また、持病がある方や妊娠中の方は特に注意が必要です。
個々の体質や健康状態により効果が異なることがありますので、使用前に医師や栄養士と相談することをおすすめします。
食欲の管理や空腹感、サプリメントを活用してみてはいかがでしょうか。
まとめ
ダイエット中、空腹に耐えられないと感じたならば、効果的な食事法や空腹感を抑えるコツを試してみてはいかがでしょうか。タンパク質や食物繊維を豊富に含む食品を食事に摂り入れることで、満腹感を長持ちさせ、食欲を上手にコントロールしていきましょう。
バランスの取れた食事を、適切な量、適切な時間帯で摂ることが、健康的な体重管理に繋がります。また、食欲を抑えるサプリメントを活用することで、空腹感を和らげ、ダイエットを無理なく継続することができます。適切な食事法とサプリメントの組み合わせで、理想の体型を目指しましょう。
- この記事の監修者
-
PERSONAL GYM SELECTION編集部
PERSONAL GYM SELECTION編集部です!パーソナルトレーニングやダイエットに関する最新トレンドやエリア別のおすすめ店舗、プロテインを独自にリサーチし、ブログを通じて皆さんにお届けします。
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